Dakota Apartments (1884)
by ヘンリー・J・ハーデンバーフ (Henry J. Hardenbergh)
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プラザホテルと同じ設計者による、フランス城館趣味の高級アパート
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当時ここは僻地でしかもアパートは一般的でなかった。冒険して成功
ダコタアパートは御存知ジョンレノンが住んでいて玄関の前で撃たれた所だ。
もう120年近い歴史を持つ超高級アパートである。
設計は
プラザホテル
と同じハーデンバーフである。
格式高いこのアパートも、出来た当初は二重の冒険であったという。
まず当時マンハッタンは南の方しか開発されておらず、
自宅新築の為の空地なら幾らでもあった。
なのにわざわざ集合住宅に入る人間が居るかどうか不安があった。
第二はこの場所が当時からすると僻地で不便だった事である。
にもかかわらずこのアパートは成功した。
ハーデンバーフの城館風の意匠が人々に気に入られたという事が、
成功を助けた大きな要因だったことは想像に難くない。
竣工当時の写真を見ると、セントラルパークからこの建物だけがすくっと立って見え、
景観上絶大な効果というか存在感を発している。
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現地で見ると、写真で見た瀟洒な建物という印象だけでなく、
その量感が迫ってきた。
重たくて大きいのである。実際にディテールから感じられものは、写真を見て想像するのと違ってくる。
写真1〜3がセントラルパークに面した東正面で、写真4〜6が南側の側面、写真7が裏側の西面である。
この建物、南北だけでなく東西にも結構長くて、けっこう四角に近い平面である。
内側に中庭が取ってあるのだろう(警備が厳しくておよそ入れる建物ではなかった)。
あと写真で見たときこの建物で気になっていたのは、
写真3に見える、急勾配屋根にポツポツと開いたロフト窓であった。
プラザホテル
でも同じことを書いたが、
どうしてもあれが皮膚病の発疹に見えて仕方ない。
採光を取らないと屋根部分が有効利用できないのだから致し方ないのだろうけど、気になっていた。
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まあ、この「発疹」も、実際近くで見るとスケール感があって大きくて、
何と言うか、「そんなものだ」と思って見てしまうので、
そんなには気にならなかった。
それでも、遠くから見るとやはり、写真で見たのと同様に気になってくる。
ハーデンバーフは、プラザホテルにしてもこのアパートにしても、
ルネサンス以降のフランスの、急勾配屋根を伴う城館をかなり参考にしている。
そこで参考までに、フランスの城館を一つ載せておく(写真8、Chnonseau城)。
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[参考]
「ニューヨーク摩天楼都市の建築を巡る」小林克弘著、丸善
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